KAERU-NO-UTA

ソプラノ 佐々木美歌 のんびり日記

謹賀新年

2018年、明けましておめでとうございます!

昨年も沢山の暖かな応援を賜り、本当にありがとうございました。

2月には第2回目のリサイタル(^^)

昨年に負けず劣らず、今年も充実した一年になるよう、精進してまいります。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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皆様にとって、素晴らしい一年になることをご祈念しております。

 

 

Haruka.

新宿モノリスコンサート 終演

すっかり年の瀬な今日この頃。

ミカンとコタツが恋しくなる頃合いですね(^。^)

 

昨日12/20には、新宿モノリスビルにてクリスマスコンサートをさせていただきました。

 

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彰子ちゃんから声をかけていただいたことで実現したコンサート、満員のお客様に見守られつつ、普段歌わないような歌から、10年近く前に歌ったような曲まで、私たちも楽しませていただいたコンサートでした。

 

主催の皆様のお心遣いに、厚く御礼申し上げます。

 

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「またこのメンバーでコンサートを開いてくださいね!」と暖かな声をかけていただき、とてもとても嬉しかったです!

 

いただいた差し入れも美味しくて美味しくて、あっという間になくなってしまいました(笑)

 

いつも応援してくださる皆様、そして昨日のコンサートにお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

 

今年は残すところ、あとはクローズドのコンサートのみ!

 

体調を崩さないように頑張ります(o^^o)

 

 

Haruka.

ミューズ・コンサート終演

今日は!

朝日が明るく爽やかなお天気ですね^_^

 

昨日、大泉学園ゆめりあホールにて行われたミューズ・コンサートが、無事に終演いたしました\(^o^)/

 

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リハを含めるとなんと8時間!!という長丁場…

 

コンサートを運営されているミューズの方々には頭が上がりません。

 

 

東京ミューズアカデミーは、音大受験生を中心とした音楽塾です。

ミューズ・コンサー★ト優秀な子がいっぱい!!!|芸大・音大受験専門予備校【東京ミューズ・アカデミー】museteachersのブログ

もう10年も前、途方に暮れていた浪人生の頃に出会った塾でした。

ミューズ・コンサートは、ミニコンサートと共に夏と冬の年に2回が基本(だったはず)なのですが、何を歌ったのか、誰と歌ったのか、何を話したのかを今でも覚えているほど、私にとっては大切な時間でした。

ミューズで出会った友人とは未だに細々と連絡を取っていますし、あの一年間は私の人生には絶対に欠かせない時間だったと、今でもはっきり確信しています。

 

そんなミューズ時代の自分を重ねながら出演させていただいた今回のコンサート。

受験を控えたミューズ生の方々の優秀なこと……

私たちの時って、こんなにハイレベルだったっけ?と思うほどでした(笑)

 

私が歌わせて頂いたのは、

●Mozart「フィガロの結婚」から手紙の二重唱(愛知県芸に通っていた、ミューズ同期の阿久津まりあさんと歌わせていただきました!)

●Nel cor piu non mi sentoに装飾を付ける聴き比べ会

●藝大の卒試で歌わせていただいたBarberのVanessaのアリア

 

こちらの3曲。

私が引き起こしたハプニングもありましたが(笑)、素晴らしいピアノの木下愛子先生の演奏のお陰で、歌い通すことが叶いました。

 

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ピアノの木下愛子先生と

 

素晴らしい機会をいただけたことを、今一度こちらで感謝させていただきます。

 

 

そして何より、遠方から駆けつけてくださいましたお客様皆様、本当にありがとうございました。

 

終演後があまりにもバタバタしすぎていたために、ご挨拶がままならない方もいたのですが…申し訳ありませんでした(>_<)

年末の忙しない時期、ほんの数秒でも、お客様の心落ち着ける時間をご提供できたならば幸いです。

 

 

寒い日々がますます続いていきますので、皆さまどうぞご自愛くださいませ。

 

 

Haruka.

 

 

日本名曲アルバム インタビュー

かなり前にインタビューをされた時の記事を教えていただいたので、こちらに添付させていただきます^_^

 

Ensemble OASIS & AQUA 日本名曲アルバム世代を超えて、歌い継ぎたい曲がある

 

今はイタリアにて勉強中のるいちゃんと、AQUAの河野さんと三人でお話しさせていただきました!

 

Haruka.

第2回博士リサイタルのお知らせ

今日は暖かなお昼間でしたね♪

こういうお天気の日は、公園に最後の紅葉を観に行くのが素敵そうです…

 

さて、フライヤーが仕上がりましたので、お知らせさせていただきます!

 

デザインは、大学のデザイン科を卒業した友人の吉村みなみさんにお願いしました(^。^)

 

"風"をイメージしてくださった三つ折りフライヤーです☆

 

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2018年2月12日(月・祝)に、第2回目の博士リサイタルを開催させていただく運びとなりました。

14:00開演、大学構内の第6ホールです。

学位に関するリサイタルですので、無料になります(^ ^)

 

リサイタル後に教授の方々との口頭試問的なものがありますため、終演後にご挨拶にさせていただくことは叶いませんが、日本では中々演奏されない曲を発表させていただきますので、ご興味のある方は是非お越しください(^^)

 

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今回は、オール英語歌曲!

 

・バーバーの代表作の一つ、Hermit Songs Op.29

・トスティがイギリスに渡っている間に書かれた英語歌曲(アルトの野間愛さんとのデュエットも一曲♡)

山田耕筰の英語歌曲、なかでも当時カーネギーホールでの初演が泣く泣く叶わなかった可愛い小品「ウサギの歌」

 

などなど、曲目はコアですが(笑)、「あ、こんなステキな曲が、英語の歌曲にもあるんだなぁ」と感じていただけるよう、あと2ヶ月邁進して参ります☆

 

 

なんとも忙しない年の瀬ですが、皆様も体調などお気をつけてお過ごしくださいませ(^^)

 

 

Haruka.

All is full of love 和訳してみました

björkのAll is full of love。

ゆったりしたバラードのような、神秘的な曲で、

彼女の曲の中でも特に人気の高い一曲です。

PVも印象的ですよね。

 

前にも訳したことがあった気がしたのですが、何故か見当たらないのでもう一度…(笑)

 

 

You'll be given love
You'll be taken care of
You'll be given love
You have to trust it

 

あなたには愛が与えられるでしょう

あなたには加護があるでしょう

あなたには愛が与えられるでしょう

信じて

 

Maybe not from the sources
You have poured yours
Maybe not from the directions
You are staring at

 

あなたが力を注いだ場所からでは

ないかもしれないけれど

あなたが見つめている方向からでは

ないかもしれないけれど

 

Twist your head around
It's all around you
All is full of love
All around you

 

見回してみて

あなたの周りに答え※があるから

全ては愛で満たされている

あなたの周りは全て

 

All is full of love

You just ain't receiving
All is full of love
Your phone is off the hook
All is full of love
Your doors are all shut
All is full of love!

[………?]

 

全ては愛で満たされている

あなたが受け取ろうとしていないだけで

全ては愛で満たされている

あなたの受話器が外れているだけで

全ては愛で満たされている

あなたの扉が閉まっているだけで

全ては愛で満たされているのに!

「………?」

 

All is full of love…

 

 

タイトルが何度も何度も空間に反芻されるように歌われるこの曲が

それぞれの心に染み渡るような感性の世の中になれば

戦争は無くなるのかな?なんて考えていたこともある曲です。

 

[………?]

の部分が何と言っているのかよく聞き取れず……

live?leave?end?

どうやら歌詞カードにも載っていないらしいですね。

 

bjork、やっぱり好きだなぁ。

 

Haruka.

The wind and the rain 訳してみました

私が今までの人生で最も好きな映画、そして最も多回数観ている映画が、Trevor Nunnの'Twelfth Night「十二夜」'です。

 

William Shakespeareにはまり、様々な作品を片っ端から某DVDレンタルショップで借りて観ていた頃に出会った作品。

 

ジャンルは"コメディ"ですが、かなり入り組んだお話で、「もうこんなの解くの無理!」と叫びたくなるほどにこんがらがった糸が、最後にやっと解けた瞬間のような爽快さと満足感のある、素晴らしい物語です。

 

1996年にTrevor Nunnが監督&脚本を勤めた'Twelfth Night「十二夜」'は、キャストも音楽も脚本も構成も衣装も何もかもが私のツボでした。

 

笑いあり、涙あり、そして"人間"について考えさせられ、尚且つ美しい言葉の宝石が随所に散りばめられたこの物語にすっかり虜になった当時の私は、すでにほんのりプレミアムが付いていたそのDVDを迷わず購入し、もうそろそろ割れるんじゃないかというほどに観返しています。笑

 

十二夜に出会うまで、シェイスクピアといえばハムレットやロミジュリでしょ!と思っていた私、反省しました。

 

人の本質は喜劇にあり。

 

 

そんな「十二夜」の中の登場人物、語り部である道化のFesteが、物語のエンディングとして歌うのが、"The wind and the rain『風に雨』"。

 

今回は大好きなこちらの曲を和訳してみました。

 

そういえば、Festeってどういう意味なのかな?と思い調べたところ、イタリア語の"Buone feste!"という言葉に行き着きました。

イタリア語が苦手な私の雑な説明ですが、Festa(お祭り)の複数形が、Feste。

イタリアでは、「良いクリスマスと新年を!」という声かけに、"Buone feste!"と言うらしいんです。

十二夜」は公現祭のことだそうで、イエス・キリストが生まれてから12日後に、東方の三博士がベツレヘムでそのお姿を初めて目にし、御祝いをした日のこと。

クリスマスシーズン(年末年始のお祭り)の終わりが、この十二夜なんですね。

そんな十二夜に上演されたから、タイトルが「十二夜」になったのでは?といわれているそうですが、劇中に「十二夜」を示すセリフやト書きは一切ありません(笑)

唯一、このFesteという道化の名前だけが、なんとなくクリスマス感を醸し出している気がします。

 

話が逸れました……

映画の中の歌詞と原詩では言葉が変わっているところがあるのですが、とりあえず原詩のままで訳してみたいと思います。

 

ちなみに、映画は歌の部分も字幕付きで、音楽の字幕もまたセリフのそれと同様に美しいですよ!

私の対訳は飽くまで自己満足的対訳ですので、悪しからず……

 

 

数年前、根津協会にて、Korngoldの曲で同じ詩を歌ったことが思い出されます。

KorngoldのThe wind and the rainも素晴らしい曲でした(^ ^)♪

 

 

"The wind and the rain"

『風に雨』

 

When that I was and a little tiny boy,
With hey, ho, the wind and the rain,
A foolish thing was but a toy,
For the rain it raineth every day.

 

幼い頃にゃ、

ヘイホウ、風に雨、

悪戯しても叱られず、

毎日雨が降っていたから。

 

But when I came to man’s estate,
With hey, ho, the wind and the rain,
’Gainst knaves and thieves men shut their gate,
For the rain it raineth every day.

 

大人になりゃ、

ヘイホウ、風に雨、

悪党、盗人、門の外、

毎日雨が降っていたから。

 

But when I came, alas! to wive,
With hey, ho, the wind and the rain,
By swaggering could I never thrive,
For the rain it raineth every day.

 

女房を娶りゃ、

ヘイホウ、風に雨、

出世もできずに空威張り、

毎日雨が降っていたから。

 

But when I came unto my beds,
With hey, ho, the wind and the rain,
With toss-pots still had drunken heads,
For the rain it raineth every day.

 

床に就くときゃ、

ヘイホウ、風に雨、

大酒飲んで二日酔い、

毎日雨が降っていたから。

 

A great while ago the world begun,
With hey, ho, the wind and the rain,
But that’s all one, our play is done,
And we’ll strive to please you every day.

 

世界が始まった大昔にゃ、

ヘイホウ、風に雨、

これで完結、劇は終い、

でも芝居は客のお気に召すまで。

 

 

 

最後の「芝居は客のお気に召すまで。」は、『十二夜』の副題である"What You will「御意のままに」"をヒントにしてみました。

 

Festeの"Our play is done."というセリフ、「僕の出番(お祭り・クリスマスシーズン)はとりあえずここで一旦終わりね!」と言っているようで、可愛らしい。

 

シェイクスピアの詩は読んだ時の英語の響きも綺麗なので、日本語に訳すと野暮ったくなりますね(笑)

 

 

Haruka.