KAERU-NO-UTA

ソプラノ 佐々木美歌 のんびり日記

Teatro Raffinato 第11回定期演奏会 ご報告


こんばんは☆

今日は二年前からお世話になっております、Teatro Raffinatoさんの定期演奏会にて歌わせていただきました♪

イタリア文化会館アニェッリホール☆

客席の椅子が面白いんですよー、このホール(^○^)


機材がこんなに沢山乗ったステージは初めてで、始終しどろもどろしておりましたが、周りの素晴らしいアーティストさんたちや暖かなスタッフさんたちのお陰でなんとか無事に歌い終えることができました!

曲は、2ndアルバムにて歌わせていただいた、The voice of gloryと、ラフマニノフのVocaliseをアレンジしたものです。


ジャズの演奏会についてはあまり詳しくはないのですが、今回リハーサルを聴かせていただいて、CDで良く聴く曲とはまた違ったアレンジ(と言っていいものなのか…)がされていて、正に"一瞬の芸術"といった印象がありました。

その時、その瞬間にその空間に居合わせなければ聴けない音楽。

ジャズの演奏会では、顕著にそれが感じられてとてもとても楽しかったです^_^


出演させていただいたのに、まるで観客気分でした…∧( 'Θ' )∧笑


リハーサルを聴きながら、先日芸大に講義にいらした、坂東玉三郎先生のお言葉を思い出しておりまして。

"演者(という言い方をされてはいなかったと思うのですが、記憶が曖昧で…)は、演者自身を媒介として、あの世の世界をお客様に見せるのです。つまり、あの世とこの世を繋ぐ道案内人、いえ、道と同化したそれなのです。(と多分ここももう少し美しい言い回しをされていたはず…)"


そんなことを考えておりました。


では、"あの世"とは何だろう。

玉三郎先生の言葉を伺った時からの疑問です。

もちろんまだ答えは見つからないけれど。


"あの世"とお客様の魂を繋ぐことができれば、生で舞台を観に行く、ということの重要性を、クラシックの中にも見出せるような気がします。


だって、CDより断然生の方が感動するって、言葉や数値では上手く説明できないけれど、本当なんですから。



と、、、

素敵な演奏を聴くといつもこんな感じに考えてしまって寝られなくなるので、しばらく温めます(笑)





今日は、来ていただいた方にお花束までいただけて、本当に最後まで幸せな演奏会でした(^○^)♪

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素敵な出会いとひと時に感謝……☆

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Haruka.