KAERU-NO-UTA

ソプラノ 佐々木美歌 のんびり日記

花の香は

花の良い香りって、過ぎるのがあっという間ですね。

 

先日、道端を歩いていると、フワリといい香りが。

 

 

道端をくんくん、キョロキョロしてみると、見つけました、金木犀!!

 

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あれから一週間しか経っていないのに、今は同じ道を歩いていても全く匂わなくなってしまいました…

 

時が移るのは早いものですね。

 

 

「時」、「花」と言えば、思い出すのは百人一首の「花の色は」。

 

 

花の色は 移りにけりな いたづらに

わが身世にふる ながめせし間に

 

ーーー小野小町

 

 

 

考えてみると、今よりもずーっと沢山の時間があった平安時代、自分の気持ちをたった31文字ほどで表すことを雅とした人たちがいた日本って、本当にすごいと思うんです。

 

遊びも突き詰めれば芸術になりうるのですね。

 

 

そんな百人一首を、本多平八郎という方が英語訳をしたものに、服部公一さんが曲をつけた「小倉百人一首より」を勉強させていただいて、

 

熟、日本人の日本的な頭の良さを痛感します。

 

 

他の言語では決してその良さの髄まで表現しきれない、和歌や俳句。

 

 

そんな日本の伝統に感動している今日この頃です。

 

 

Haruka.