KAERU-NO-UTA

ソプラノ 佐々木美歌 のんびり日記

サンデー・マティネ・コンサートPlus+ Vol.13 告知

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皆様、今晩は!

大学のイベントも終わり、残すは大きなステージのみ。

 

早速告知をさせていただきます!^_^

 

 

【「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」の作曲家 大中恩の世界~ 美しい日本の歌、楽しいこどもの歌~】

 

●日時:2017年3月5日16:00開演

●於:せんがわ劇場

●チケット:500円

●出演

ソプラノ 佐々木 美歌
テノール 紀野 洋孝
バリトン 松井 康司
ピアノ 東井 美佳
お話 大中 恩 & 松井 康司
  
●演奏曲目(予定)
「ふるみち」( 詩/ 三木露風)
しぐれに寄する抒情」( 詩/ 佐藤春夫)
「恋の命日」( 詩/ 黒木瞳)
「晝下がりのジョージ」( 詩/ 阪田寛夫)
「サッちゃん」( 詩/ 阪田寛夫)
「いぬのおまわりさん」( 詩/ さとうよしみ)
「おなかのへる歌」( 詩/ 阪田寛夫)  ほか

 

サンデー・マティネ・コンサートPlus+ Vol.13|調布市 せんがわ劇場 公演情報

 

 

一般の販売は満席にて終了いたしましたが、手持ちが数枚ございます。

 

当日は大中恩さんが直接ご自身の歌曲についてレクチャーしてくださる、素敵な会です^_^

 

ご興味のある方は、コメントまでお知らせくださいませ!

 

 

Haruka.

英米歌曲特殊研究 後期発表会 ご報告

こんばんは!

本日、英米歌曲特殊研究後期発表会が無事に終演いたしました。

 

1人2〜3曲を発表し、1時間弱の小さなプログラムでしたが、内容の濃い演奏会でした^_^

 

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後期私たちをご指導してくださった、甲斐先生と侘美先生、そしていつも素敵なピアノで私たちを助けてくださる、千葉先生と。

 

 

やっぱり英米歌曲、大好きです。

 

歌が大好きです。

 

 

そんなことを再確認した、今回の演奏会でした。

 

お越しくださいました皆様、ありがとうございました!

 

 

Haruka.

英米歌曲特殊研究 後期発表会

皆様、ご無沙汰しております。
ギリギリながら…大学の授業発表会のお知らせです。

 

お時間、ご興味のある方は、ぜひお越しください!

 

【英米歌曲特殊研究 後期発表会】
2017年2月13日(月) 18:00開演
(17:45開場)

@東京芸術大学音楽学部構内 第2ホール

《出演》
内田 智子、大梅 慶子、佐々木美歌、杉浦奎介、高橋侑、七澤結、西久保孝弘

《ピアノ》
千葉かほる

《監修》
甲斐栄次郎、侘美真理

 

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藝大メサイア終演

こんばんは!

今日は雨風の強い1日でしたね>_<

皆様はいかがすごされましたか?

 

本日、第66回藝大メサイアが無事に終演いたしました。

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朝日新聞社様の ホームページより拝借しました。

 

 

お医者様から「年明けまでは治らないよ」言われた喉の風邪というちょっとした爆弾を抱えつつ、それでも色々な方々の支えのお陰で、歌い切ることができました。

 

10年間夢見たステージ。

リハーサルから涙ぐんでいました。

 

2,300人という、東京文化会館の大ホールが満席状態の、今までに無い、貴重な経験でした。

 

東京文化会館、大好きです。

 

 

お越しくださった皆様、本当にありがとうございました!

 

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終演後、ソリスト&指揮のDominic Wheeler先生と。

 

 

皆様も、素敵なクリスマス、そして新年をお迎えくださいませ!

 

 

Haruka.

東京藝術大学声楽科 2108期テノールガラ TENORE TWELVE

寒さの身にしみる季節になりましたね。

そろそろ貼るホッカイロが手放せなくなりそうです。

 

 

ご無沙汰しております!

博士リサイタル以降、ここのところメサイアばかり頭の中でグルグルしております。

 

本日は、指揮者のDominic Wheeler先生による、初めてのご指導の日でした。

 

Wheeler先生は、元々声楽家でいらっしゃったのかしら?と思ってしまうくらい、声楽的feelingに溢れたお方で、沢山学ばせていただいております。

 

崩れた体調もすっかり治ってしまいそうなほど、幸せな毎日です(^ ^)

 

 

さて、そんな中、私が学部の時に同期だったテノール全員(!)による、テノールのためのコンサートのお知らせがやって参りました。

 

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この、どこかで見たことのあるようなチラシ。笑

今はプロの写真家として活躍している、平舘 平くんの作品です。

素晴らしい。

 

 

学部3年生の藝祭の折に、学年のテノールだけでテノールガラを行なったあの日が蘇ります。

 

卒業後、そのまま進学したり、海外へ勉強しに行ったり、別の道に進んだり…

 

本当に様々な道を歩み始めた彼らが織り成す、思い出を飛び越えたテノールだけの世界。

 

テノールの魅力がこれでもか!と詰まったコンサートになりそうな予感です。

 

 

テノールの曲、あまり知らない…」

「男声ってあまり興味ない…」

「クラシックかぁ…」

「前のガラコンサート、行ってないし…」

「そもそも、テノールって何…?」

などなど。

どんな方でもお楽しみいただけると思います(^ ^)

 

'The entertainment of the TENORE, by the TENORE, for the people.'

テノールの、テノールによる、皆様のためのエンターテインメント。

 

 

新年早々、ハッピーな気分になれること間違いなし!

是非起こしください。

 

 

東京藝術大学声楽科 2108期テノールガラ〜TENORE TWELVE』

 

2017年1月15日(日) 

1st stage  18:00〜

2nd stage 19:10〜

3rd stage 20:20〜

 

会場:音楽ビヤプラザ ライオン

Tel:03-3573-5355

Fax:03-3289-0955

 

出演:

村元恒徳、宮脇臣、小関志然、佐々木洋平、丹羽大規、田中裕太、新堂由暁、織部玲児、加能大、平舘平、藤崎優二、坂東達也、林正浩齋藤誠

 

ミュージックチャージ:

¥3,000

 

 

Haruka.

Fighter 和訳してみました

"Fighter"

 

O-M-G

Why you lookin' at me?
All I see
Is a bunch of judging eyes
C'mon tell me baby
Just tell me baby
Why you had to go without me

 

ちょっと(※1)、

どうして私をじっと見るの?

見えるのは

審判の眼ばかり

ねえ、教えてよ

教えてくれるだけでいい

あなたはどうして私を置いて行ってしまったの?

 

★My love shines as bright as the moonlight
If you try to put me out
Then I'll burn you all

 

私の愛は月の光と同じように明るく輝いているわ

もし私(の愛の光)を消そうとするなら

全部焼き尽くしてやるから(※2)

 

Don't you know that I'm a Fighter
You will never bring me down
Gonna make my frown upside down
Fighter
Never gonna make me cry
'Cause I know that you will come back in time
If there is a chance that I can see you
I will sacrifice my memories with you
Fighter
You will never bring me down

 

私がファイターだって知っているでしょ

誰も私を打ち負かすことなんてできやしない

不利だって覆してやるわ(※3)

ファイター

絶対に泣かされたりしない

だってあなたはいつか必ず戻ってくるって知っているから

あなたに会えるチャンスのためなら

あなたとの思い出を犠牲にしたっていい

ファイター

誰も私を打ち負かすことなんてできやしない

 

Do you think you can hide behind your shades?
'Cause all I gotta do is take a look and Bang! Bang!
Well played, yeah it's been a decade
But I can't forget-get, my baby
C'mon tell me baby
Just tell me baby
Why do I have to keep my freakin' eyes closed
When I control and see the world unfold

 

自分の影に隠れることができるって思ってる?

私のしなくちゃいけない事は、ただ狙いを定めてバン!バン!って撃つことだけ

最高の舞台だった(※4)、そう、もう10年も経つのに

忘れさせてくれないんだもの、ねえ

教えてよ

ただ教えてくれるだけでいい

どうしてこのオカシナ眼を閉じたままにしていなくちゃいけないの

開花したこの世界を、支配して見極める時なのに

 

★繰り返し

 

 Don't you know that I'm a Fighter
You will never bring me down
Gonna make my frown upside down
Fighter
Never gonna make me cry

'Cause I know this isn't goodbye
No one can come in between our lovin'
If they do then they won't see me comin'

Fighter
You will never bring me down

 

私がファイターだって知っているでしょ
誰も私を打ち負かすことなんてできやしない
不利だって覆してやるわ(※3)
ファイター
絶対に泣かされたりしない

だってこれは「さようなら」なんかじゃないって知っているから

誰も私たちの愛を阻むことなんてできない

そんな事をしたら、驚くことになるわよ(※5)

ファイター

誰も私を打ち負かすことなんてできやしない

 

All that you say to me, all that you do to me
Makes me stronger, that much stronger
I am a lover and a fighter

 

あなたが私に言ってくれたこと全て、あなたが私にしてくれたこと全てが

私をより強く、強くしてくれる

私は愛を知る者、そして戦う者

 

Don't you know that I'm a Fighter
You will never bring me down
Gonna make my frown upside down

Fighter

You will never bring me down 

 

私がファイターだって知っているでしょ
誰も私を打ち負かすことなんてできやしない
不利だって覆してやるわ(※3)
ファイター

誰も私を打ち負かすことなんてできやしない

 

 

 

 

 

安室奈美恵さんの新曲、Fighter。

 

「僕のヤバい妻」の主題歌、'Mint'以来の衝撃でした。

 

テレビから流れてくる"Fighter"の繰り返しと旋律が耳から離れませんでした。

 

 

日本人の方の歌う終始英語の曲は、実はあまり聴かないのですが…

 

配信当日にダウンロードしてしまう私(°▽°)笑

 

 

そんなこんなで、鈍った英訳力を磨くために、久しぶりに翻訳に挑戦してみました!

 

 

 

……結果、やはり鈍っていました(笑)

 

 

 

そもそも、何度も出てくる"You"って、誰なのよー!と…

 

詩全体を通して"恋人"と捉えてしまえば、語り手は現実と幻想の間でかなり頭がおかしくなっているようにしか見えない…

 

いえ、全体を通して"恋人"でも、訳せなくはないと思うのです。

でも、思い出を犠牲にしてまで「会いたい」と10年間も乞い続けるほど愛しいと思える恋人が、語り手を「追い出し」たり「打ち倒し」たりするかしら?

しかもそこまで愛しい恋人を「焼き尽くし」たりするかしら?

そもそも、この歌は恋人が自分から逃げていってしまったから、恨んでますよ〜っていうありきたりな失恋ソングではないような…

と考えた結果…

 

よし、いっそ"You"の意味を状況によって分けてしまえ!

という安易な結論に至りました(笑)

 

 

ある時は「神」や「死神」や「運命」である"You"

ある時は「恋人」である"You"

ある時は「不特定多数」の"You"

 

 

------ここからは完全なるネタバレが入ります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつてデスノートの所有者として、熱狂的に愛した恋人と共に大勢の人を殺した記憶を消され、10年間も、死んでしまった愛しい恋人との美しくも切ない思い出だけを抱えてきたミサの登場のシーンで流れる曲ですが

 

そう考えると、この曲はミサのテーマソングであり、ミサの心そのものなのかなぁ、と。

 

記憶を取り戻したミサは、劇中で恋人を蘇らせることができるかもしれないと聞き、心を揺さぶられます。

 

そして、最終的に良心の呵責と心からの切望の狭間で、自ら死の道に進みます(恋人が殺された方法と同じ方法で)。

 

 

ミサは、自分の信じる愛のために、様々な葛藤の中を戦い抜いたのだなぁ、と。

 

デスノートのストーリーって、本当に考えさせられますよね。

 

"殺人は極悪であり絶対にしてはいけないこと"はもちろん前提ですが、デスノートを観ていると、誰が"極悪"なのか一概に言えない部分もあり……

 

それぞれが、それぞれの信念を通したことで招く悲劇なんですよね。

 

 

ミサにとっての"社会的な正義(道徳)"、"自分の信念(愛)"。

 

この歌が、何故日本語でなく英語の歌詞でなければならなかったのか。

 

訳す上で、色々と考えさせられました。

 

 

そんな映画の先入観がありますので、私自身が和訳に関してど素人であることを加味していただきつつ、ご容赦いただければ幸いです。

 

 

※1

"O-M-G"

このO-M-Gは、かなり迷いました…

略してあるのでスラングですし(ちなみにオーエムージーと読みまして、若い女性が良く使うそうです)、現代では直訳での意味で使われることはあまり無く……

ただ、"You"を色々な形に見立てることを思い立ったきっかけが、このO-M-Gでした。

冒頭からO my God、強烈ですよね。

神でも人でも、彼女の信念の行く先を妨げるものとは飽くまで戦う姿勢。

そんな強い女性の姿が浮かんだため、直訳で「神様」でも良いのかなぁ、と悩んだ部分です。

 

※2

"moonlight"と"burn"

太陽の光で輝く月=恋人の愛によって輝く彼女の愛。

と思ったのですが、恋人の名前「月(ライト)」かしら!

前者だと、「妨げるものと戦う時、太陽である恋人の愛ですら、私にとっては屈強な武器になるのだ」という意味に取れますが、

後者だと、この後に来るサビの「あなたに会うためなら思い出さえ差し出したっていい」=「今の私が浸っているのは"月影=月(ライト)との思い出"だけど、月本体を取り戻すためならば、月を浮かび上がらせる太陽になって私が蘇らせてあげるわ」というような比喩になりますよね。

これはこじつけ過ぎかもしれません(笑)。

なにせ、この節の2つの"You"は、どちらも彼女にとっての「敵」と捉える方が自然だからです。

 

※3
"Gonna make my frown upside down"
直訳すると…「私の不機嫌な顔をひっくり返すつもりだ」ということで、【私を不機嫌にさせる状況=不利な状況】→【不利だって覆してやるわ】という意訳をしてみました。

 

※4

"Well played"

10年前といえば、初代デスノート事件のことですよね。

'play'には「遊ぶ」や「試合をする」や「演奏する」など、沢山の意味があるので、何を選ぶべきか迷ったのですが…

'well'と'play'の組み合わせを見た途端、どうしても「お芝居」が浮かんでしまったんですね。

10年後のミサは女優さんですし。

「いい戦いだった(よく戦ったわ)」でも、戦いに次ぐ戦いとして素敵な気がしたのですが、これでは'play'と'fight'を使い分けることが出来なくなります。

考えてみれば、ライトもミサも、初代デスノート事件の時は楽しげでした。

ゲームを楽しむようであり、"善"を演じることを楽しむようであり。

悩んだ結果、【最高の舞台だった】と意訳してみました。

 

※4補足

この節は、ダイレクトに初代デスノートを想像させますよね。

死神の眼、デスノートによって粛清されてゆく世界……

 

※5

ここは最も納得がいっておりません。

If they do then they won't see me comin'

直訳すると、「もし彼らがするとしても、彼らは私がそうするとは思わないだろう」

see〜comingは、I didn't see that coming!「そう来るとは思わなかった!」のイディオムですよね。

 もっとスピード感のある、強い表現が欲しいのですが…ボキャブラリーの無さ(*´-`)

結局意訳で、【そんな事をしたら、驚くことになるわよ】にしてしまいました…

 

 

Haruka.

第1回 博士リサイタル ご報告

昨日、第一回 博士リサイタルが無事に終演いたしました。

 

約60分の短いプログラムでしたが、一曲一曲がギュギュッと濃いめの曲ばかりで、

 

メインディッシュばかりが並ぶようなリサイタルでした。

 

 

最初はどうなることかと不安でたまりませんでしたが、本当にたくさんの方々のご協力、ご助力のお陰様で、大好きな曲ばかりを集めた初めてのリサイタルを無事に結ぶことが叶い、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

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後半に歌わせていただきました、今回の博士リサイタルのメインとさせていただいた、服部公一先生の「小倉百人一首より」にて着させていただいた、打掛ドレスの一部を、プログラムの表紙に。

 

終演後はすぐに教員会議へ伺いましたため、面会など叶わず大変失礼いたしました。

 

お越しくださいました皆様に、この場をお借りして感謝を申し上げます。

 

 

 

 

この先もずっと深め歌い継いでいきたい曲に出会えることほど、幸せなことはありませんね。

 

 

素敵なご縁に感謝の日々です…

 

 

 

さて、ここからは、12月のメサイアに向け頑張ります!!

 

 

 

Haruka.